2013年2月15日金曜日

近所を散歩、ファーマーズ・マーケットで買い物

毎週日曜日、自宅アパートのすぐ近くの通りで、ファーマーズ・マーケットが開かれている。
ファーマーズ・マーケットとは、農家直売の野菜や果物にくわえ、ジャムなど手作り食品を売る露店が集まる催しで、ロサンゼルス郡内の多くの地域で開かれている。
食材の安全性や品質にこだわる人は、ファーマーズ・マーケットでの買い物を好む。

先日、妻と一緒に出かけてみた。
通りの120メートルほどの短い区間を歩行者天国にして、30店舗ほどの露店が並ぶ。

通りの一部を歩行者天国にして開かれる

通りに足を踏み入れると、最初に見つけたのは、小さな移動動物園のようなもの。
ヤギやブタが放されている柵の中で、子どもたちが干し草のエサを与えるなどして遊んでいる。

動物に囲まれる赤ちゃん。かわいらしい。

果物店には、オレンジやイチゴなどが試食用に用意されている。
ライムを10個ほどを1ドルで買った。
男性店員は、客とは英語、仲間の店員とはスペイン語で話していた。
隣の別の果物店は韓国系移民の女性らが仕切っていた。

しばらく歩くと、「ちょっと試食どうですか」と中東系移民のおにいちゃんが、何かディップソースをのせたトルティージャ・チップスみたいなものを手渡してくれた。
おにいちゃんによると、レンズ豆(lentils)をつぶして作ったディップソースで、中東地域では一般的という。
調子にのって12種類のうち、4種ほどを試食した後、ニンニク味のディップソースを4ドルで買って帰った。材料を見ると、ニンニクのほかに、バジル、パセリ、松の実、キャノーラ油を混ぜてつくっているらしい。刻んだトマトなどと一緒に食べると、さらにおいしい。
ヒヨコ豆(chickpeas)をつぶしたディップソースであるハムス(hummus)とはちがうみたいだ。

レンズ豆をつぶしたディップソース


ファーマーズ・マーケットからアパートに帰る道すがら、小さなスーパーマーケットに立ち寄った。
ここは妻が仲良くしているメキシコ人がすすめてくれたメキシコ系スーパー。
一般的なスーパーでもメキシコ料理の食材は手に入るけど、ここは種類も多く、値段も良心的だ。
店内はメキシコの音楽が流れ、もちろん店員も客も基本的には中南米出身者だ。

芋の仲間のユカ(キャッサバ)を購入。コスタリカ留学時代もよく食べた。近所のキューバ料理店で食べたような、ユカの揚げ物を作ろうかと思っている。
1個35円ほどのアボカドも二つ買った。

ユカやココナッツなどメキシコで一般的な食材が並ぶ。
トマトも新鮮だ。この小さくて縦長のトマトは「Roma Tomato(ローマトマト)」という種類らしい。

このスーパーの奥には、テーブルが二つ置かれた食事コーナーがある。
タコスやブリトーなどの軽食を食べることができる。
タコスは1枚1.25ドル。牛肉(carne asada)入りのやつを一枚注文して食べた。
「どこでお金を払うんですか」と女性店員に聞くと、「レジで伝えて」とのこと。完全に自己申告制らしい。そこらへんのゆるさも気に入った。

牛肉タコス。トルティージャは通常2枚ついてくるので、二人で一口食べるのにはちょうどいい。

レジに進むと、スペイン語を勉強中の妻に、「compré un taco(タコス1枚買いました)」って言ってみよし、と言って、バトンタッチ。うまいこと笑顔でレジを切り抜けることができたようだ。


その約2週間後、もっとがっつりメキシコ料理が食べたい、ということで、車で10分ほど行ったところにあるメキシコ料理店「El Super Taco」へ。ここも妻のメキシコ人の友人のおすすめだ。

僕は特製ブリトー(約6ドル)を一つ。妻はタコス3枚(1枚1.25ドル)を注文した。シラントロ(パクチー)やチリソースは取り放題だから、好みで味を調整して食べることができる。

店内のテレビはメキシコの昼ドラ(Telenovela)を放送。店員はもちろんメキシコ人だが、客層は多様だ。

特製ブリトーは、牛肉、グアカモレ(アボカドで作ったペースト)、豆、米、レタス、トマト、サワークリームがはち切れそうなくらい入っている。食事の最後の方は、こちらの胃袋もはち切れそうになった。

かなり大きなブリトー。注文から5分ほどでテーブルまで持ってきてくれた。

これまでタコスは自宅で作ることが多かったけど、1枚1.25ドルなら、メキシコ料理店で食べた方が安くつきそうだ。また、メキシコ料理欲が高まったら、食べに行こう。

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