2013年1月28日月曜日

ロサンゼルスで、トライリンガルに

ロサンゼルスにある大学院に僕が通っている傍ら、妻は近所にある移民支援の英語教室に通っている。地域のカルチャースクール(こちらでは adult school と呼ばれている)が提供している。

今月から2学期目がスタートした。彼女は前学期(9~12月)に受講していた英語中級(月~木曜・1日3時間)と英会話(金曜・3時間)に引き続き、参加している。

授業料は今学期から少し値上がりした。英語中級と英会話をどちらも受けた場合、授業料は今学期から20ドル値上がりして40ドルになった。といっても、安いのには変わらない。カリフォルニア州の財政が悪化する前は無料だったとのこと。


さらに妻は今学期からは、毎週火曜日、英語教室後に同じカルチャースクールのスペイン語教室(初級)にも参加し始めた。
「ロサンゼルスはスペイン語を話す人が多いから、こっちで仕事を始めたときに使えるかな」と思って挑戦したらしい。

授業料は3月までの授業10回(1回2時間)で125ドルだ。
英語教室に比べると割高だけど、それでも日本国内のスペイン語教室に比べれば、かなり安い。
ちなみに日本国内大手の外国語教室では、スペイン語の授業を計20時間受講した場合、4万円強になる。

スペイン語教室の先生はチリ人男性。生徒は15人くらい。年齢は20~70歳代と幅広く、男女ほぼ半々だ。妻以外の生徒は、英語の流暢さから、アメリカで生まれ育った人が多そうだ。
授業は英語で進められる。

スペイン語の教科書は13ドル。たまたま自習用に事前に買ったテキストが教室の教材と同じだった。

最初の授業で、生徒らはスペイン語の勉強を始めた理由をそれぞれ話した。
「ビジネスで使うので」「スペイン語圏に旅行に行くから」という理由が大半。ある女性は「大学時代はフランス語を勉強していたけど、今はスペイン語が必要だから、スペイン語をやっておくべきだったわ」と話していたらしい。

妻が自己紹介で「日本人です。英語教室にも行ってます」と言うと、先生は「日本語はスペイン語と発音が似ているから覚えやすいかも」と言ってくれた。
たしかに、スペイン語は「一つの子音+一つの母音」のセットで一つの音節をつくることが多く、発音は日本語に近い。
ただ、英語の感覚でアルファベットを読むとひっかかることも。たとえば、「ge」は「ヘ」は「ja」は「ハ」と発音する。
また、「yo」は「ジョ」「ヨ」に聞こえたり、「lla」は「ジャ」「リャ」と聞こえたり。
それでも「基本的には英語より発音は覚えやすい」と妻は話す。

スペイン語は英語のbe動詞にあたる動詞が、「ser」「estar」と二つある。

妻にとっては、スペイン語の授業が英語で進められるので、英語も同時に勉強しているようなもの。次の学期は、スペイン語中級の授業をとれるように、がんばりたいと話している。


このカルチャースクールは、スペイン語の他に、フランス語と、意外にも日本語の教室もある。
スペイン語の授業で、ある生徒が「なんで日本語なんですか」と質問すると、先生は「たぶん日本の経済力が強いからじゃない。でも今なら中国語だよね」と答えた。

日本人の間でも、おそらくスペイン語や中国語を学ぶ人の数は増える傾向にあるだろう。
ロサンゼルスにはスペイン語や中国語を話す移民の人口がものすごく多い。
その意味では、ロサンゼルスは英語とともに、第二外国語を学び、トライリンガル(三ヶ国語を話す人)になるには、とてもいい環境といえるだろう。

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