運転手さんはアルメニア人男性。40歳のときに渡米し、20年がたつという。
「ジャパニーズやコリアンもそうだと思うけど、アルメニアンにとっても家族が何よりも大切。私も子どもらのためにずっと働いてきた」と運転手さん。子どもは大学も卒業したという。
ホテルで一休みしてから、近くの携帯電話店でプリペイド携帯を入手。通話さえできれば機能や恰好にはこだわらないので、安い機種をいくつか眺めていると、アフリカ系の若い男性客が「こっちのほうがいいよ」と一言くれる。「たしかに、こっちのほうがかっこいいね」と返事して、30ドルの携帯電話を買った。同時に通話料金100ドルを前払いすれば、1年間はほどほどに使える。
この日の昼ごはんは一皿2.5ドルのチキンタコス。このタコス屋があるグランド・セントラル市場は、1917年からダウンタウンの人々の胃袋を支えている=ロサンゼルス、2日撮影 |
こちらで会う予定の日本の留学生にさっそく新しい携帯番号を知らせた。
国と地域でいえば、アルメニア→ドイツ→東アジア→ラテンアメリカ→アフリカ系→日本、につながる人々と、半日の間に、何かしらのコミュニケーションを持った。
さきほどの女性マネージャーは「勉強で忙しいでしょうけど、ディズニーランドに行ったほうがいいわよ」とすすめる。それもいい。
7月4日はアメリカ独立記念日。ロサンゼルスでも花火大会などいろいろな催しが予定されている。アメリカに暮らす人々の間でも、この「独立」をどう考えるのかさまざまだろう。
そうだとしても、さまざまな人々を「アメリカ」に結びつける、もしくは、結びつけようとする一年に一度の象徴的な日であるにはちがいない。
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